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関西ヒストリカルイベント 公式サイト                                               ヒスサバ・ムービー集

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Posted by ミリタリーブログ at

2016年04月23日

ヒスサバ14 開催一週間前です!



ヒスサバの元祖「第14回ヒスサバウエスト」を2016年5月1日に開催致します。
前日からのキャンプinも、もちろん可能です。 前回の荒天中止により、せっかく準備して下さってた皆さま、久しぶりに来てくださる予定だった皆さま、初めて申し込んで下さった皆さま、告知に協力いただいた皆さま、各方面には申し訳ありませんが、再度の企画を応援していただければ幸いです。
今回あらためての企画は、これまで以上に広く、皆様のご参加をいただけるようレギュレーションも低く設定し、また多くの皆様に楽しんでいただけるような演出も考えております。
どうぞご友人、ご家族でもご参加下さいませ。

http://www.his-event-kansai.com/

なお、現在の申込み状況はゲーム参加約60名、見学10名を頂いております。
各陣営の戦力比はアジア枢軸2vs欧州枢軸2vs連合軍1です。
戦力比を勘案した、ゲーム展開が出来るよう運営側での勝利条件の調整等も行う予定ですので、どうぞお好きな陣営でご参加下さい。

また、今回はフロントシリーズ等でご好評頂いております「砲撃支援」も実施予定です。


イベント名称
WW2サバイバルゲームイベント「第14回His-Surva WEST(ヒスサバウエスト)」
日時
2016年5月1日(日) 前日(4月30日・土曜日)からのキャンプ、撮影等可能。(小雨決行・荒天延期(予備日未定))
・雨天時の中止の判断・ご連絡方法についてはお申し込み後追ってご連絡致します。
会場
和歌山県橋本市「バトルランド-1」
・会場について詳しくはバトルランド1様サイトを、来場方法はアクセスページをそれぞれご覧ください。
参加費
\4,000-(お1人様分)
・重要:この第14回大会において「見学参加は無料」と致します。ぜひご家族でご来場ください。ただしゲームに参加する場合は参加費が必要です。
・当日現地にて受付時に徴収いたします、お釣りの無いよう予めご用意ください。
・主催者側の都合による開催中止以外の参加費の返却には一切応じかねますので予めご了承ください。
概要
WW2をテーマにしたヒストリカルサバイバルゲームを中心とした野外交流イベント
・本イベントのゲームはエアガンを使用し各種規定を設けたヒストリカルサバイバルゲームです。通常のサバイバルゲームではございませんのでご注意ください。
・各種規定にそぐわない装備でのゲーム参加は原則できませんので予めご理解ご了承の上ご参加ください。
ゲーム参加募集部隊
WW2に参加した全ての国の陸海空軍(およびそれに準ずる軍事組織・民間防衛組織・抵抗運動組織等)の地上戦闘に参加した部隊
・具体的な年代・戦線設定は各軍共に設けておりません、参加者皆様のWW2時におけるお好きな設定でご参加下さい。
・WW2野戦装備以外でのゲームへのご参加はお断りしておりますが、見学のみでの参加の方には服装規定はございません。
・レギュレーションは公式サイトをご覧ください。
申込方法
公式サイト 「申込み」ページよりお申込みください
http://www.his-event-kansai.com/  
Posted by 先任 at 08:40Comments(0)お知らせ

2016年04月06日

ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.10 最終項


去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートも今回で終了です。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。

前回までのレポートで、イベントの主であった歩兵の模擬戦闘はその状況を終了しました。
その後エキシビジョンとしての「塹壕戦」を行いましたのでレポートします。

状況の方では二度目の攻撃で赤軍は陣地を放棄して後退いたしましたが、死守もしくは後退が間に合わず陣内に突入された場合に発生するかもしれない近接戦闘をイメージし、実施致しました。
なお殴りあったり色々してるように見えますが、柔らかい素材で作られた安全スコップや殴るフリ、殴られるフリで行っております。

想定はソイツ軍による赤軍陣地への突入と、赤軍の逆襲によるドイツ軍陣内への突入の2種類を実施致しました。
以下、写真でお楽しみ下さい。

























以上で「ざ・オストフロント1942」のイベントレポートを終了いたします。
現在、ご注文された方への写真データディスクの発送は完了しております。
もしご注文されたのに届いていない、もしくは届いたけどデータが破損している、データが入っていいない等のトラブルがありましたらお手数ですがご連絡をお願いします。
なるべく早めに対応させていただきます。

またムービーDVDに関しては鋭意製作中ではありますが、時間もかかるものゆえ気長にお待ちください。
夏には出せると思います。


次回のイベントは「ヒスサバ」です!
フロントのような細かい縛り、面倒くさい指揮官は居ません!!w

公式サイトのレギュレーション(大変低~く設定しております)を必ずご確認のうえで、お好みの軍装でご参加下さい。
http://www.his-event-kansai.com/
次回イベント「ヒスサバ14」 参加大募集中!
  

Posted by 先任 at 06:00Comments(0)イベントレポート

2016年04月05日

ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.9

去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートを続けます。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。

当フロントシリーズではゲームとは呼ばず、模擬戦闘と呼称しています。
それは勝ち負けを競い、楽しむ「ゲーム」ではなく、戦闘の流れを実際に参加者に体験、学んでいただく事を目的としているからです。

レポート9弾。

さて第1回の攻撃に失敗したドイツ軍ですが、本来であれば後退して戦闘終了となりますがさすがにイベント上そういうわけにもいかないので、新たに投入された第1小隊として再度の攻撃を実施します。



第1小隊の攻撃失敗と引き換えに得た、敵陣地の概要に合わせて攻撃計画をすみやかに修正。





迫撃砲も引続き支援射撃を実施するため、弾薬を運搬。




一方のソビエト労農赤軍も破壊された鉄条網の一部を短い時間で復旧させて再度の攻撃に備えます。












再びドイツ軍が突撃を開始。
迫撃砲の支援を得つつ、MGを前進させて赤軍陣地へと迫ります。










繰り返しの攻撃を受けて被害の増加した赤軍は、現時点での陣地維持は困難と判断。
後退命令が出、部隊は後退します。

通常、敵の突破を許してしまった陣地は、ある段階で意味をなさなくなります。
※陣地には防御する「方向」があり、ラインを突破されてしまったら、側背より簡単に制圧されてしまうからです。
その場合、指揮官はタイミングを見計らって陣地を放棄、部隊を後退させて戦力の維持に努めます。
もちろん命令上や政治上、後退が許されずに死守させられる場合もあるでしょうが、普通は(日本帝国陸軍にあっても)防御の維持が困難と判断した場合は部隊を後退させるでしょう。















赤軍の後退によって陣地を制圧したドイツ軍。
速やかに敵の逆襲に備えます。 攻撃が成功したら終わり、ではなくそれを維持しまたは更に拡張する必要が出てくるでしょう。
使える物はなんでも使い、あらたな脅威へと対処する一方で、自部隊の被害や弾薬の損耗などが集計され、報告されます。
上級部隊はそれらの報告を受けて現状を判断し、制圧地域の維持に必要な支援や増援、補給または部隊の交替等を指示していく事になります。


vol.10に続く。



http://www.his-event-kansai.com/
次回イベント「ヒスサバ14」 参加大募集中!
  

Posted by 先任 at 06:00Comments(0)イベントレポート

2016年04月04日

ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.8

去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートを続けます。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。

当フロントシリーズではゲームとは呼ばず、模擬戦闘と呼称しています。
それは勝ち負けを競い、楽しむ「ゲーム」ではなく、戦闘の流れを実際に参加者に体験、学んでいただく事を目的としているからです。







ドイツ軍の突撃開始により、意味を成さなくなったソビエト軍は前哨を後退させつつ、主陣地より射撃を開始。
突撃破砕線によるドイツ軍の撃退を図ります。










工兵隊の空けた突破口から突入して行くドイツ軍に対しPM銃機関銃、DP軽機関銃を中心としたソビエト軍の防御部隊は頑強に抵抗します。











ソビエト軍は偽装陣地を構築しており、2段構えの障害線が張られていたが、ドイツ軍は斥候でその一部は解明していたものの全容を把握しきっておらず、予想外の障害と何より狭い面積に濃密に構成されていたソビエト軍の火力によって突撃を阻まれ、後退。 第1回の突撃は失敗に終わりました。

なお、1個小隊が防御している地点に1個小隊で突入しているので、攻撃失敗となるのがセオリーとも言えるでしょう。


vol.9に続く。



http://www.his-event-kansai.com/
次回イベント「ヒスサバ14」 参加大募集中!
  

Posted by 先任 at 06:00Comments(0)イベントレポート

2016年04月03日

ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.7

去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートを続けます。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。

当フロントシリーズではゲームとは呼ばず、模擬戦闘と呼称しています。
それは勝ち負けを競い、楽しむ「ゲーム」ではなく、戦闘の流れを実際に参加者に体験、学んでいただく事を目的としているからです。

レポート7弾の今回はいよいよ攻撃を開始するドイツ軍です。





斥候の結果から攻撃計画を策定した小隊長は、それを各分隊長へ示達、同時に中隊より派遣された無線手を通じて中隊長へと報告し、迫撃砲による支援射撃と工兵のsによる障害除去を要請します。






迫撃砲が煙幕弾による射撃を行い、ソビエト軍陣地の視界を奪う中で「想定工兵隊」による障害の除去作業が実施され、鉄条網に突破口が開かれます。










更に迫撃砲は突撃支援射撃を実施。 その最終弾の弾着と同時に小隊は突撃を開始!
MGを中心とした分隊毎に敵陣地へと一気に迫ります。


vol.8に続く。



http://www.his-event-kansai.com/
次回イベント「ヒスサバ14」 参加大募集中!
  

Posted by 先任 at 19:00Comments(0)イベントレポート

2016年04月03日

ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.6

去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートを続けます。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。

なお「ざ・オストフロント1942」は日本でもちょっとこだわりを持ったWW2イベントをやりたい、参加したいという意思から生まれ、多くの方々の協力を得て関西ヒストリカルイベント運営事務局が主催しております「フロントシリーズ」のイベントです。
「フロントシリーズ」では、ある程度のリアルな装備、被服も目指してはいますがそれ以上に「歩兵の行動、生活、戦闘」の体験に重きを置いています。
銃や装備をただカッコ良い、だけではなく実際にそれらを身につけて戦いに身を投じた方々に思いを馳せ、感じ取っていただきたいと願っています。

当フロントシリーズではゲームとは呼ばず、模擬戦闘と呼称しています。
それは勝ち負けを競い、楽しむ「ゲーム」ではなく、戦闘の流れを実際に参加者に体験、学んでいただく事を目的としているからです。

今回は丘の防御に当たったソビエト労農赤軍の歩兵小隊側を紹介致します。





分隊長の指示により配置に付く。
想定としては事前に配置について警戒していた別の小隊と交替。








警戒を開始した直後、ドイツ軍の迫撃砲による攻撃を受ける。
まだ水の残る壕内に伏せ、砲撃をやり過ごそうとする赤軍。



砲撃により各所で被害発生。
「戦死者」は壕の外で並べられ、回収を待った。












ドイツ軍の斥候の侵入を発見。 射撃を加えて撃退させる。
前項で書いたように攻撃側は防御側のありとあらゆる情報を持ち帰ろうと企図していため、機関銃や陣地の重要なポイントからの射撃は禁止されている。
防御側からの不用意な射撃は、まだ発見されていない陣地の構造を敵に知らせる危険性がる。
しかし、あまりに深く入り込まれるならば射撃による排除、撃退もまた相手に情報を与えぬための手段である。

警戒しつつ、敵側がこちらをどの程度まで認識、解明できているかを予測しなければならない。


vol.7に続く。



http://www.his-event-kansai.com/
次回イベント「ヒスサバ14」 参加大募集中!
  

Posted by 先任 at 06:00Comments(0)イベントレポート

2016年04月02日

ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.5

去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートを続けます。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。

なお「ざ・オストフロント1942」は日本でもちょっとこだわりを持ったWW2イベントをやりたい、参加したいという意思から生まれ、多くの方々の協力を得て関西ヒストリカルイベント運営事務局が主催しております「フロントシリーズ」のイベントです。
「フロントシリーズ」では、ある程度のリアルな装備、被服も目指してはいますがそれ以上に「歩兵の行動、生活、戦闘」の体験に重きを置いています。
銃や装備をただカッコ良い、だけではなく実際にそれらを身につけて戦いに身を投じた方々に思いを馳せ、感じ取っていただきたいと願っています。



さて、この第6弾よりイベントのメインである模擬戦闘を紹介してまいります。
当フロントシリーズではゲームとは呼ばず、模擬戦闘と呼称しています。
それは勝ち負けを競い、楽しむ「ゲーム」ではなく、戦闘の流れを実際に参加者に体験、学んでいただく事を目的としているからです。



ドイツ軍中隊長より小隊長に対し前進命令が下達されます。
命令の中には現在の敵、味方の状況と情報、味方部隊(主力)の予定、方針。 中隊の指針、任務、各小隊の行動、隣接部隊との関係、可能な支援の内容、通信、兵站、指揮官の位置等が含まれています。
これらの状況想定を決め、命令に含まなくては実際の部隊は動けません。
一般参加者の方には無関係な「上の事」に思えるかもしれませんが、このような想定が決められているからこそ中隊の行動、小隊の行動、そして参加者に直接関係する分隊の行動が決定されるのです。
もちろん個人の携行する装備等に関しても、その行動に適した物を個人の支給品、私物の中から部隊統制と合致させて決定されますが、なかなかここまでは難しい面もあるかと思います。




中隊長からの命令を受けた小隊長は、今度は掌握下の分隊長を集め小隊の命令を伝えます。
主力が前進するにあたって障害となりうる位置に展開する、ソビエト軍を撃破し、丘を制圧する方針を伝え、それに必要な情報を集めるために斥候を出させます。










各分隊毎に割り当てられた地域へ斥候が潜入。 ソビエト軍陣地を攻略するための偵察活動を開始します。
斥候が目的とする情報は敵の陣地、障害(鉄条網や地雷等)の状況、位置。 敵の人数、装備。機関銃の位置とその指向する方向。 更には攻撃に使用可能なルート等となっています。
もちろん敵の陣地からはソビエト軍兵士達がこちらを監視しており、見つからないように行動しなければなりません。
まして発砲などはもっての他です。
こちらの位置、意図などを無用に相手に知らせてしまい、対応されてしまったらそれまでの斥候はまったく意味を成さなくなってしまう可能性があります。

 なお、ドイツ軍側参加者はソビエト軍陣地内には一切立ち入っていないため、なかなか接近して敵陣地を解明できない緊張感も体験していただけたかと思います。




 斥候は時間厳守で陣地内に戻り、斥候結果を分隊長へと報告。
分隊長は分隊内から出した斥候の情報を集め、整理、評価した後に小隊長へ報告します。



vol.6に続く。



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Posted by 先任 at 07:50Comments(0)イベントレポート

2016年04月01日

ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.4

去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートを続けます。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。

なお「ざ・オストフロント1942」は日本でもちょっとこだわりを持ったWW2イベントをやりたい、参加したいという意思から生まれ、多くの方々の協力を得て関西ヒストリカルイベント運営事務局が主催しております「フロントシリーズ」のイベントです。
「フロントシリーズ」では、ある程度のリアルな装備、被服も目指してはいますがそれ以上に「歩兵の行動、生活、戦闘」の体験に重きを置いています。
銃や装備をただカッコ良い、だけではなく実際にそれらを身につけて戦いに身を投じた方々に思いを馳せ、感じ取っていただきたいと願っています。

レポート4ではソビエト労農赤軍に支給された食事と野営地を紹介致します。




糧食を運搬中の赤軍。 防御陣地及び野営地で食事していただくため、パンは木箱に、スープはスープコンテナに入れて運搬しました。
ソビエト労農赤軍には朝昼分のライ麦パン、そして朝食にスープ、昼食にはボルシチが支給されました。













陣地後方に設営された野営地で朝食を摂るソビエト労農赤軍の兵士達。
ほぼ当時の物だけで構成されており、実際に参加兵士達の多くがここで寝ました。
なお、ライ麦パンは製作都合上、ドイツ軍のものと同じものですが、ロシアで広く食べられたものとは違うかもしれません。
このあたりは主催側の勉強不足で申し訳ありませんが、今後の為にどのような物が多かったかご教示下されば幸いです。 ※おがくず入りとかの話は不要です。もちろんあった事実なのでしょうが、普段からそれではないでしょう。












昼食風景。
状況中であり、陣地では警戒を続けながらの食事を行いました。
兵力や状況に余裕があれば、後方に下がっての落ち着いた食事も摂れるでしょうが、実際の戦場においてはこのような形態も多かったのではないかと考えます。
もちろん実際には前線では食事も冷たく、また食べ物、食器などすべては不衛生な状況だったのではと想像します。

なお、ボルシチはロシアの伝統的な料理ですが、軍の糧食と言う事で肉はコンビーフを使用し、味付けはコンソメのみで行いました。


なお調理についてはドイツ軍と共用でスタッフ糧食班が実施しました。
イベントスタッフ側ではありますが、糧食を担当して下さったSTEINER氏、野戦炊事釜で火力支援してくれた馬好き伍長、他お手伝い下さった黒騎士中隊の皆様、そして40斤ものライ麦パンを焼いくれた私の母親に心から感謝致します。

vol.5に続く。



http://www.his-event-kansai.com/
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Posted by 先任 at 18:00Comments(0)イベントレポート

2016年04月01日

ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.3

去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートを続けます。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。

なお「ざ・オストフロント1942」は日本でもちょっとこだわりを持ったWW2イベントをやりたい、参加したいという意思から生まれ、多くの方々の協力を得て関西ヒストリカルイベント運営事務局が主催しております「フロントシリーズ」のイベントです。
「フロントシリーズ」では、ある程度のリアルな装備、被服も目指してはいますがそれ以上に「歩兵の行動、生活、戦闘」の体験に重きを置いています。
銃や装備をただカッコ良い、だけではなく実際にそれらを身につけて戦いに身を投じた方々に思いを馳せ、感じ取っていただきたいと願っています。


今回はドイツ軍に支給された食事について。

このイベントでは模擬戦闘参加者に朝、昼の2食。 見学者には昼食の支給を行い、当時の軍隊の食事について体験していただきました。




ドイツには朝にライ麦パンとシュマルツと呼ばれるラードペースト、そしてピクルスと代用入りコーヒーを支給。
パンは1斤1kgのものですが、本来は1.5kgのものが主流だったようです。 それを焼くには専用のオーブンが必要になります。。。
なおドイツ兵1日分の支給量は750gだそうですが、現代日本人で一食250gを食べきるのはかなり困難でしょう。
イベントでは2食分として300gを支給致しました。


朝食を取る中隊本部。
実に簡素な食事ですが、これは元々のドイツの食文化でもあります。
また通常パンは塊のままで支給され、兵士達は自分のポケットナイフでスライスし、シュマルツを塗って食べます。





射撃陣地構築の傍ら、朝食を摂る迫撃砲班。







昼食はケーニヒスベルク風肉団子のスープ。
部隊は敵と睨み合っている想定でしたので、スープ缶に入れて各分隊毎に運搬、支給しました。















各分隊、迫撃砲班、小隊本部の食事風景。


以下は今回糧食を担当してくれたSTEINER氏のFBより抜粋します。

Die Feldküchengerichte:野戦調理指針
Nach den Original-Feldkochbuch des OKW 1941 :国防軍最高司令部刊「野戦調理1941年版」より
このマニュアルによると

Königsberger Klops (ケー二ヒスベルク風肉団子)
Aus der Hackfleischmasse Klopse formen, auskochen und 15 Minuten ziehen lassen.
ひき肉で沢山団子を作り15分茹でる。

Aus Brühe und Mehlschwiße weiße Tunke herstellen und mit Zitrone oder Essig, Gurkenbrühe, Weißwein, Kapern, Hering oder Sardellen abschmecken.

ブイヨンと小麦粉でホワイトソースを作る。そして、レモンまたは酢、ピクルス液、白ワイン、ニシンまたはアンチョビで味を調える。

今回のケー二ヒスベルク風肉団子は、いわゆるオストプロイセンの郷土料理である。肉団子にニシンを加えるとヴェストプロイセンの物となるが、予算の関係もあり合挽きの肉を使用した。
ホワイトソースは、マニュアル通り乳製品は加えずに、朝給与したピクルスの漬け汁を使用した。
この節約は、上記の野戦調理 1941年版にも記されている野戦調理10則(野戦調理の心得)に則したものである。

2. Nutze alle Lebensmittel gut aus. Dermeide überflüssigen Abfall beim Gemüseputzen und Kartoffelschälen. Koche Knochen, Sehnen, Schwarten, holzige Gemüseteile und Strünke kräftig aus. Verwende geschickt jeden noch brauchbaren Rest.
Grund : Kampf dem Verderb !

2 食材は適切に全て利用せよ。野菜の洗浄、皮むきに、水の浪費は避けよ。骨、腱、皮、野菜の木質部分、茎も調理すべし。 如何なる時も、あらゆる屑を賢く有用に使用せよ。
理由 腐敗と戦え !




イベントスタッフ側ではありますが、糧食を担当して下さったSTEINER氏、野戦炊事釜で火力支援してくれた馬好き伍長、他お手伝い下さった黒騎士中隊の皆様、そして40斤ものライ麦パンを焼いくれた私の母親に心から感謝致します。

vol.4に続く。



http://www.his-event-kansai.com/
次回イベント「ヒスサバ14」 参加大募集中!
  

Posted by 先任 at 06:00Comments(0)イベントレポート