2016年04月02日
ざ・OstFront1942 オフィシャルレポート Vol.5
去る3月19,20両日に渡って行いましたWW2東部戦線ヒストリカルイベント「ざ・オストフロント1942」のレポートを続けます。
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。
なお「ざ・オストフロント1942」は日本でもちょっとこだわりを持ったWW2イベントをやりたい、参加したいという意思から生まれ、多くの方々の協力を得て関西ヒストリカルイベント運営事務局が主催しております「フロントシリーズ」のイベントです。
「フロントシリーズ」では、ある程度のリアルな装備、被服も目指してはいますがそれ以上に「歩兵の行動、生活、戦闘」の体験に重きを置いています。
銃や装備をただカッコ良い、だけではなく実際にそれらを身につけて戦いに身を投じた方々に思いを馳せ、感じ取っていただきたいと願っています。
さて、この第6弾よりイベントのメインである模擬戦闘を紹介してまいります。
当フロントシリーズではゲームとは呼ばず、模擬戦闘と呼称しています。
それは勝ち負けを競い、楽しむ「ゲーム」ではなく、戦闘の流れを実際に参加者に体験、学んでいただく事を目的としているからです。
ドイツ軍中隊長より小隊長に対し前進命令が下達されます。
命令の中には現在の敵、味方の状況と情報、味方部隊(主力)の予定、方針。 中隊の指針、任務、各小隊の行動、隣接部隊との関係、可能な支援の内容、通信、兵站、指揮官の位置等が含まれています。
これらの状況想定を決め、命令に含まなくては実際の部隊は動けません。
一般参加者の方には無関係な「上の事」に思えるかもしれませんが、このような想定が決められているからこそ中隊の行動、小隊の行動、そして参加者に直接関係する分隊の行動が決定されるのです。
もちろん個人の携行する装備等に関しても、その行動に適した物を個人の支給品、私物の中から部隊統制と合致させて決定されますが、なかなかここまでは難しい面もあるかと思います。
中隊長からの命令を受けた小隊長は、今度は掌握下の分隊長を集め小隊の命令を伝えます。
主力が前進するにあたって障害となりうる位置に展開する、ソビエト軍を撃破し、丘を制圧する方針を伝え、それに必要な情報を集めるために斥候を出させます。
各分隊毎に割り当てられた地域へ斥候が潜入。 ソビエト軍陣地を攻略するための偵察活動を開始します。
斥候が目的とする情報は敵の陣地、障害(鉄条網や地雷等)の状況、位置。 敵の人数、装備。機関銃の位置とその指向する方向。 更には攻撃に使用可能なルート等となっています。
もちろん敵の陣地からはソビエト軍兵士達がこちらを監視しており、見つからないように行動しなければなりません。
まして発砲などはもっての他です。
こちらの位置、意図などを無用に相手に知らせてしまい、対応されてしまったらそれまでの斥候はまったく意味を成さなくなってしまう可能性があります。
なお、ドイツ軍側参加者はソビエト軍陣地内には一切立ち入っていないため、なかなか接近して敵陣地を解明できない緊張感も体験していただけたかと思います。
斥候は時間厳守で陣地内に戻り、斥候結果を分隊長へと報告。
分隊長は分隊内から出した斥候の情報を集め、整理、評価した後に小隊長へ報告します。
vol.6に続く。
http://www.his-event-kansai.com/
次回イベント「ヒスサバ14」 参加大募集中!
多くの参加者によって作られたこのイベントのすべてを紹介することはできませんが、写真レポートによりイベントの雰囲気を感じていただければ幸いです。
なお「ざ・オストフロント1942」は日本でもちょっとこだわりを持ったWW2イベントをやりたい、参加したいという意思から生まれ、多くの方々の協力を得て関西ヒストリカルイベント運営事務局が主催しております「フロントシリーズ」のイベントです。
「フロントシリーズ」では、ある程度のリアルな装備、被服も目指してはいますがそれ以上に「歩兵の行動、生活、戦闘」の体験に重きを置いています。
銃や装備をただカッコ良い、だけではなく実際にそれらを身につけて戦いに身を投じた方々に思いを馳せ、感じ取っていただきたいと願っています。
さて、この第6弾よりイベントのメインである模擬戦闘を紹介してまいります。
当フロントシリーズではゲームとは呼ばず、模擬戦闘と呼称しています。
それは勝ち負けを競い、楽しむ「ゲーム」ではなく、戦闘の流れを実際に参加者に体験、学んでいただく事を目的としているからです。
ドイツ軍中隊長より小隊長に対し前進命令が下達されます。
命令の中には現在の敵、味方の状況と情報、味方部隊(主力)の予定、方針。 中隊の指針、任務、各小隊の行動、隣接部隊との関係、可能な支援の内容、通信、兵站、指揮官の位置等が含まれています。
これらの状況想定を決め、命令に含まなくては実際の部隊は動けません。
一般参加者の方には無関係な「上の事」に思えるかもしれませんが、このような想定が決められているからこそ中隊の行動、小隊の行動、そして参加者に直接関係する分隊の行動が決定されるのです。
もちろん個人の携行する装備等に関しても、その行動に適した物を個人の支給品、私物の中から部隊統制と合致させて決定されますが、なかなかここまでは難しい面もあるかと思います。
中隊長からの命令を受けた小隊長は、今度は掌握下の分隊長を集め小隊の命令を伝えます。
主力が前進するにあたって障害となりうる位置に展開する、ソビエト軍を撃破し、丘を制圧する方針を伝え、それに必要な情報を集めるために斥候を出させます。
各分隊毎に割り当てられた地域へ斥候が潜入。 ソビエト軍陣地を攻略するための偵察活動を開始します。
斥候が目的とする情報は敵の陣地、障害(鉄条網や地雷等)の状況、位置。 敵の人数、装備。機関銃の位置とその指向する方向。 更には攻撃に使用可能なルート等となっています。
もちろん敵の陣地からはソビエト軍兵士達がこちらを監視しており、見つからないように行動しなければなりません。
まして発砲などはもっての他です。
こちらの位置、意図などを無用に相手に知らせてしまい、対応されてしまったらそれまでの斥候はまったく意味を成さなくなってしまう可能性があります。
なお、ドイツ軍側参加者はソビエト軍陣地内には一切立ち入っていないため、なかなか接近して敵陣地を解明できない緊張感も体験していただけたかと思います。
斥候は時間厳守で陣地内に戻り、斥候結果を分隊長へと報告。
分隊長は分隊内から出した斥候の情報を集め、整理、評価した後に小隊長へ報告します。
vol.6に続く。
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次回イベント「ヒスサバ14」 参加大募集中!
Posted by 先任 at 07:50│Comments(0)
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