2014年05月21日
「ざ・ウエストフロント」 レポート10 米軍レーション編
ウエストフロントレポートも10項を数えました。
今回はイベントの一つの目玉であります、昼食「再現レーション支給」です。
まずはアメリカ軍編から。
腹を空かせた兵士達が列を作って並んでいるところにジープがクラクションを鳴らしながらやってきました。
アメリカ軍の昼食は、攻撃前進の途中のため、携帯糧食の代表であるKレーションでした。
1人1食1箱で、本来は空挺部隊用に開発されたものですが、その利便性から一般部隊でも多用され、特に前線では多く支給されたそうです。
木箱に1個分隊(12名)の1日分(3食 計36食)が詰められ、メニューは「breakfast」「Dinner」「Supper」の3種類ですが、更に時期により内容物は変化していました。
今回は3種の箱は作成しましたが、中身のメニューは同じもので1人1食を支給。
内容物はポークパテ缶詰、クラッカー、チョコレートバー、ガム、インスタントコーヒー、トイレットペーパー、タバコです。
決して、喜んで食べる味ではないかもしれません。 当時の兵士達からも不評で、仕方なくKレーションを食べながら故郷の料理を懐かしんだ兵士も多かったのではないでしょうか?
そんな気持ちも味わっていただけるよう、中身は可能な限り忠実に再現してあります。
次回はドイツ軍レーション編です。
2014年05月21日
「ざ・ウエストフロント」 レポート9
ウエストフロント オフィシャルレポートもようやく午前中の部が終わりです。
アメリカ軍による、第1回陣地攻撃の続きをお送りします。
ドイツ軍は各分隊に1挺配備されているMG42機関銃(1挺はMG34)を中心に防御線を展開。
アメリカ軍はドイツ軍陣地に対して攻撃を続行します。
小銃分隊の突撃を機関銃が援護。
先遣小隊がある程度前進したところで、模擬迫撃砲による射撃を実施します。
中隊に与えられた迫撃砲の射撃指示は、先遣小隊に委ねられました。
弾着を確認し、修正を無線機を使用して伝えます。
正確さを増した迫撃砲に次々と攻撃を受けるドイツ軍。
アメリカ軍の突撃は主陣地前方までを確保したところで頓挫します。
ここで午前の部、終了。
次回は再現レーションによる昼食のレポートをお届け予定です。